高杉晋作の実家「杉家」の人々
先生がご乱心…ではなかった頃があるようです。
「杉家」の人々
一応というか『花燃ゆ』の主人公は杉文(すぎ ふみ)ですが、なんで「吉田」松陰の妹が「杉」文なんだと思われる方もいるかと思います。
というわけで今回はその辺の経緯を一つ
元々松陰先生、杉家の四男として文政13年(1830年)に生まれます。
幼名は寅次郎。
あ、これ書いてる途中に知ったんですが、先生8月4日生まれなんですね。
ドラマのロケ地入りもその辺意識してるのかな?考え過ぎかな?
長くなっちゃうので、簡単に言いますと、基本長男が全てを相続する時代。
特に裕福でもない武士の三男・四男になると、早々に養子に出されてしまいます。
松陰先生も4〜5歳くらいの頃、親戚筋で兵学師範(兵の使い方とか戦い方を教える先生)吉田家に養子に出されます。
しかし翌年、吉田家当主が急死。
流石に小学校低学年ぐらいの子を一人暮らしさせるわけにもいかず。
先生は再び杉家に戻ってくることになります。
杉家の個性的な面々
杉 百合ノ助(松陰の父)役は長塚京三さんですか…
CMの『食べる前に飲む』のイメージが頭から離れません。
読書が大好きで、片時も書物を離さず、畑作業をしている時ですら息子たちに本を音読させたという活字中毒者(重度)です。
玉木文之進(松陰の叔父)役は奥田瑛二さん、幼いころの松陰先生に兵学を教えます。
ほっぺた掻いたくらいで激怒する理不尽偏屈オヤジです。
ちなみにこの人、日露戦争で活躍した乃木大将の先生もしていました。
玉木先生は女癖が悪かったり、酒乱で露出癖があったりするのでしょうか…?(憶えてる人いるんだろうか…)
こういったゆかい(?)な人たちに囲まれて、学問を身につけていった松陰先生、11歳のころには藩主に兵学の講義をするまでになります。
今で例えるなら、小学生が県知事に「集団的自衛権」について講義をするってところでしょうか、なんかすごすぎて私の理解の外です。
敬親候がかわいがる理由もわかる気がします。
先生はもう少し敬親候に気を使ったほうがいいんじゃないかと思います。