花燃ゆ、俳優キャストで気になったこと
2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、俳優キャストで気になったこと
脇役はつらいよ
『花燃ゆ』のキャストで気になったことひとつ、桂小五郎が未発表なんですね…
高杉晋作(高良健吾さん)は結構早い段階で出てるのに、史実でも高杉晋作が太陽だとすれば、桂小五郎は月、軍事で目立ってた高杉に対して、潜入や工作をしていた桂、時には味方にも敵視され、故郷でも潜伏するような時期もあったようです。
そうした中でもこつこつと必要な事をやり、暴走しがちな高杉たちにブレーキを掛けたり、後始末したり…何か妙な親近感を抱いてしまいます。
未だキャストが発表されていないとはいえ、幕末の長州藩が舞台でこの男が出ないはずはない!ってことでキャストが発表されるのを楽しみにしています。
え?『八重の桜』の及川さん?はて、何のことやら(すっとぼけ)
逃げの小五郎
桂小五郎は天保4年(1833年)藩の医者 和田家の長男として生まれます。
しかし生まれた時病弱であったため、早々に姉の婿養子が時期当主に内定。
彼自身は近所の桂家(当主が病気で断絶の危機でした)に急に養子に出されます。
しかし、彼が7歳の時に桂家の当主が他界、翌年養母も他界したことで、彼は和田家に戻ってきます。
松陰先生と似てるなぁ…
大きくなるにつれ松陰先生から兵学を学び、学問でもそして何よりも剣術でも名前が知られるようになった桂小五郎。
しかしついたあだ名は「逃げの小五郎」何故なんでしょう?
眠りの小五郎じゃないよ
実は桂さん、維新まで一度も剣を抜かなかったといわれ、実際に危なくなりそうだったら真っ先に逃げていたそうです。
背中を見せることは恥、とか命を懸けて、などとは全く思ってない、現代ならいざ知らず、この時代でこの考え方は、ある意味松陰先生よりも異端です。
案の定彼は敵はもちろん味方にまで敵視され、一時期は故郷にいながら潜伏するという状態にまでなりました。
地味だけど、裏方仕事や嫌われ仕事を淡々とやれる男、そんな桂さんを大河ドラマ花燃ゆでどのように描くのか楽しみです。